見上げれば [ねことの遭遇]
玉川上水シリーズの途中ですが、ちょっと閑話休題。
武蔵野のいろんな川や上水のほとりを散策している私たち、
あまり詳しくはないまでも草木や鳥、虫などに遭遇し喜んでいるわけですが
豊かな自然のなかでは、何もかもいきいきしているようで。
桜並木の野川ぞい、ある1本の桜の前で夫が声を上げました。
“黒くて長いものがニョロニョロしてる!!”
角度を変えて見上げてみると、
ん? このカタチは…
枝のすきまにすっぽりと入り込んで納まっている子猫でした。
夫には尻尾だけが見えたので驚いたんですねー
今日は千川上水(玉川上水から分水された上水道を、西東京市~武蔵野市~練馬区にわたって
流れを復活させています)ぞいを散歩して、ちょっと猫ちゃんの真似をしてみました。
サトイモやキャベツ、白菜の畑が広がっていたり、
とてものどかな一帯です。
吉祥寺のすぐそばだなんて信じられないぐらい。
茶トラは眠い? [ねことの遭遇]
猫って、毛色によって性格とかあるのかな。
…などと考えてしまったのは、近づこうが撫でようがおかまいなしで、
ただただ眠そうにしてるコが、たまたま続けて茶トラだったから。
このコは目を開けようともしなかったし、 このコは半眼。
のんきなコが多いんだろうか?
生き延びろ! [ねことの遭遇]
昔っから猫が好きで、よくノラにエサをやったりしてました。
いつも携帯していた煮干しのせいで、リュックが
生臭〜くなって困ったものです。
が、ある夜、人なつこい子猫とひとしきり遊んで
帰ろうとした時に、夜道に響き渡る声で鳴かれ
後ろ髪を引き抜かれたぐらいの痛みを感じて以来、意識が変わりました。
道端で見かけるコは、どのコもかわいい、その気持ちは
変わらないのですが、<テキトーに餌付けして遊んで、
それでいいのか??>と、なんか悩んでしまったのです。
といって、都会のアパート暮らしの身で、捨て猫たちの
里親にもなれないヘタレな私は、「心を鬼にする覚悟なしには
猫ちゃんと遊ばない」という決心をしたのです。
<私は、自分が責任を持てない猫にはエサをやらない>
そんな決意、世の中を何も変えないし、猫にすれば、今ここで
何かくれたら別にそれでいいよ〜、とか思うでしょうし
結局は自分が傷つくのを防ぐためだけのもの。
そんな悲愴な覚悟を(勝手に)抱きながら、それでも猫を見れば
必ず声をかけ、逃げられるまでは寄っていく私。
そしてこんな子猫を見かけたら、<あ〜チクワの1本も持っていれば >などと
思ってしまうのでした(覚悟はどうした!)。
ほんと、心が痛む。生き延びてってほしい!